このセクションでは、Amazon RDS のデータベースの作成について紹介していきます。

Amazon RDS ダッシュボードを開き、[ データベースの作成 ] ボタンを押します。

データベース作成方法を選択します。最初は [ 簡単に作成 ] 方法で作成するのが推奨されるベストプラクティス設定で作成してくれるそうなので楽だと思います。

ここでは、[ 標準作成 ] を選択することにします。

データベースのエンジンを選択します。今回は、MariaDB を選択することにします。

今回は無料利用枠のテンプレートを選択します。

ここでは、主に以下項目の設定を行います。
・DB インスタンス 識別子:識別するための任意な文字列
・マスターユーザー名:admin(デフォルト)。適宜変更してください。
・マスターパスワード:マスターユーザーのパスワード。

ここでは、DBインスタンスのクラスを選択します。無料利用枠のクラスでは、Amazon RDS Optimized Writes 機能はサポートされていないようです。

ここでは、主に以下の設定を行います。
・ストレージタイプ:汎用SSD、プロビジョンドIOPS SSD、マグネティックの種類から使用するタイプを選択(汎用SSDは開発やテスト環境に適し、プロビジョンドIOPS SSDは本稼働環境に最適なタイプ)
・ストレージ割り当て:初期状態で実際に使用するストレージサイズ
・自動スケーリング:ストレージサイズの自動拡張に関する設定

ここでは、スタンバイインスタンス作成有無について選択します。無料利用枠では、選択できない状態になっているようです。

ここでは、以下設定を行います。
・コンピューティングリソース:DBのコンピューティングリソースへの接続をするかどうかの設定
・ネットワークタイプ:DBリソースのネットワークは IPv4 のみ、もしくはIPv6 もサポートするかどうかの設定
・VPC:DB のコンピューティングリソースの仮想ネットワークを指定

ここでは、以下設定を行います。
・DB サブネットグループ:DBが所属するネットワークセグメント
・パブリックアクセス:DBをVPC外に外部公開するかどうかの指定

ここでは、以下設定を行います。
・VPC セキュリティグループ: DB に対するセキュリティグループを新規作成又は選択
・アベイラビリティーゾーン: DB のマスターを配置するアベイラビリティーゾーンの指定

ここでは、RDS Proxy を作成するかどうか指定します。RDP Proxy は追加料金が発生します。

ここでは、以下を設定します。
・認証機関:アプリケーションから DB 間の接続を暗号化するために用いられる証明書を発行する認証局(CA)を指定。デフォルトは rds-ca-2019 が指定されていますが、この CA は2024年に期限切れとなりサーバー証明書の自動ローテーションがサポートしていません。rds-ca-2019 と同じレベルのセキュリティを維持する場合には、rds-ca-rsa2048-g1 CA の選択が推奨されています。
・データベースポート:DBが使用するTCP接続ポートを指定。特に指定なければデフォルトのままで良い。

ここでは、データベース認証としてパスワード認証もしくはパスワードと IAM データベース認証のどちらかの方法を指定します。

パスワード認証は、データベースへ接続する従来の認証方法です。データベースにログインするためのユーザー及びパスワード情報がデータベース上で管理され、データベースへ接続するためにアプリケーション側の設定ファイルに接続情報を記載しておく必要があります。

IAM データベース認証は、従来のパスワードを使った認証とは異なり、権限を付与しあ IAM ロールを用いることで認証を行う方法です。アプリケーション側の設定ファイルに認証情報を記載しておく必要がないメリットがあります。

ここでもは、拡張モニタリングを有効にするかどうかを選択します。

拡張モニタリングを有効にすると、RDS が稼働する OS のメトリクスを取得することができます。メモリの使用率やどのプロセスやスレッドでCPUが使用されている確認ができ、Cloudwatch logs にデータの保存もできるようです。

ここでは、最初に作成するデータベース名を指定します。

ここでは、DB に対するバックアップについての設定を行います。

ここでは、DB の暗号化についての設定を行います。

ここでは、Amazon CloudWatch Logs へのログ出力について設定します。

ここでは、DBのメンテナンスについて以下設定をします。
・マイナーバージョン自動アップグレードの有効化:チェック有(必要に応じ無効化)
・削除保護の有効化:チェック無し(必要に応じ有効化)

一通り作成のための設定が完了したら、[ データベースの作成 ] ボタンを押し作成を開始します。

DBの作成には数分程度時間がかかるので、このまま暫く待ちます。

正常に処理が終われば、DBの作成が完了します。