このセクションでは、AWS EC2 インスタンスの新規作成について紹介していきます。

EC2 ダッシュボードページを開き、[ インスタンスを起動 ] ボタンを押し次へ進みます。

ここでは、起動するインスタンスの名前、マシンイメージとアーキテクチャを指定します。
・インスタンス名前:任意の名前
・インスタンスのマシンイメージとアーキテクチャ:起動するマシンイメージとプロセッサのアーキテクチャ(x86 もしくは ARM)を指定

ここでは、起動するインスタンスのタイプを選択します。
・インスタンスタイプ: 無料利用枠の対象は t2.micro タイプ

ここでは、起動するインスタンスへ接続する際に使われるキーペアを作成します。新しいキーペアの作成 リンクをクリックします。
・キーペア:プライベートキーと公開キー。公開キーは EC2 インスタンス内に保管され、プライベートキーはユーザー自身で保管する。インスタンスへのSSH接続で主に使用する。

ここでは、作成するキーペアの名前、タイプ、プライベートキーのファイル形式を指定し、[ キーペアを作成 ] ボタンを押します。この時点で、プライベートキーのファイルがローカル端末にダウンロードされます。
・キーペア名:任意の名前
・キーペアのタイプ:ED25519 は RSAよりも強度が高くより高速なので、SSH接続で利用するキーとしては ED25519がお勧め。
・プライベートキーファイル形式:ユーザー自身で保管するプライベートキーのファイル形式

ここでは、以下ネットワーク設定に関わる設定を行います。
・VPC:仮想ネットワーク。デフォルト(172.31.0.0/16)指定。
・サブネット:インスタントのネットワークインターフェイスのサブネットを選択。
・パブリックIP の自動割り当て:有効化もしくは無効化。
・ファイアウォール(セキュリティグループ): 新規作成もしくは既存選択、セキュリティグループ名と説明を入力
・セキュリティグループルール:ファイアウォールの定義。後でルール変更できるため、デフォルトのまま(デフォルトでは インスタンスへのSSH接続がルールとして許可されている)。

補足)パブリックIP は 2024年2月より課金対象となるが、無料利用枠内ではパブリックIPは無料となる予定になっています。無料利用枠以降(2年目から)は、インスタンスは削除したけどパブリックIPが残った状態の場合には、課金が発生しますので注意が必要となります。

ここでは、高度なネットワーク設定としてネットワークインターファイルの追加の設定を行います。追加する必要がなければ特に設定必要ありません。今回は特に設定せず次へ進みます。
・ネットワークインターフェイス
・サブネット
・セカンダリIP
・Elastic Fabric Adapter

ここでは、以下ストレージに関わる設定を行います。
・EBSボリューム:容量、ボリュームタイプ、IOPS、インスタンス終了時のボリューム削除有無、ボリュームの暗号化有無を決める
・ファイルシステム:インスタンスへの共有ファイルシステムを追加有無

ここでは、高度な詳細設定を行います。インスタンスの自動復旧やシャットダウン時の動作、CloudWatch モニタリング などより高度な設定が行えます。今回は、詳細は割愛し特に設定を行わず次へ進みます。

一通り設定が終わったら、[ インスタンスを起動 ] ボタンを押しインスタンス作成を実行します。正常であれば、新しいインスタンスが起動します。

次のステップとして、無料利用枠使用状況アラートの作成、インスタンスへの接続、RDSデータベースへの接続がありますがこれらは別のページで紹介していきますので、ここでは割愛します。

新規作成したインスタンスは、インスタンスページで状態など詳細を確認することができます。