このセクションは、ロードバランサを用いて Web サーバーへのアクセスを負荷分散させる方法について紹介します。

ロードバランサの定義

Load Balancers のメニューを選択し、[ + Create Load Balancer ] ボタンを押下します。

Load Balancer Details 画面では、以下指定し [ 次へ ] ボタンを押下します。
名前 : LB01(作成するロードバランサの名前)
IP address : 172.16.2.10(ロードバランサに割り当てる IP アドレス)
Subnet : Self network 1 (ロードバランサが接続するネットワーク)

Listener Details 画面では、以下指定し [ 次へ ] ボタンを押下します。
名前 : LB01-Listener1(作成するリスナーの名前)
プロトコル : HTTP (リスナーで用いるプロトコル)
Port : 80 (プロトコルのポート番号)

Pool Details 画面では、以下指定し [ 次へ ] ボタンを押下します。
名前 : LB01-Pool1(作成するプールの名前)
Method : ROUND_ROBIN (負荷分散する方法)

Pool Members 画面では、Available Instances から ロードバランサのプールに登録するメンバーを追加し、 [ 次へ ] ボタンを押下します。

Monitor Details 画面では、以下指定し [ Create Load Balancer ] ボタンを押下します。
Monitor type : HTTP(メンバーをヘルスチェックする方法)
Interval(sec): 5(ヘルスチェックする間隔)
Retries : 3(ヘルスチェックのリトライ回数)
Timeout(sec) : 5(タイムアウト時間)
HTTP Method : GET(HTTPヘルスチェックの方法)
Expected status codes : 200
URL path : / (HTTPヘルスチェックするURLパス)

Floating IPの割り当て

Load Balancers のメニューを選択し、定義したロードバランサ( LB01 )の [ 編集 ] ボタンから Associate Floating IP を指定します。

Associate Floating IP Address 画面で、以下指定し [ Associate ] ボタンを押下します。
Floating IP address or pool : 192.168.25.116(割り当てるIP)

Floating IP アドレスが割り当てられたことを確認します。

セキュリティグループの定義

セキュリティグループのメニューを選択し、[ + セキュリティグループの作成 ] ボタンを押下します。

セキュリティグループの作成 画面で、以下指定し [ セキュリティグループの作成 ] ボタンを押下します。
名前 : Lbaas(作成するセキュリティグループの名前)

作成したセキュリティグループ( Lbaas )の [ ルールの管理 ] ボタンを押下します。

右上にある [ + ルールの追加 ] ボタンを押下します。

ルールの追加 画面で、以下指定し [ 追加 ] ボタンを押下します。HTTPによる受信を全て許可するルールが追加されます。
ルール : HTTP
接続相手 : CIDR
CIDR  : 0.0.0.0/0

右上にある [ + ルールの追加 ] ボタンを押下します。

ルールの追加 画面で、以下指定し [ 追加 ] ボタンを押下します。HTTPSによる受信を全て許可するルールが追加されます。
ルール : HTTPS
接続相手 : CIDR
CIDR : 0.0.0.0/0

ロードバランサへセキュリティグループの割り当て

Load Balancers のメニューを選択し、定義したロードバランサ( LB01 )のリンクをクリックします。

ポートID のリックをクリックします。

右上にある [ ポート編集 ] ボタンを押下します。

ポートの編集 画面で、セキュリティグループのメニューを選択します。

ロードバランサのポートに割り当てるセキュリティグループに、Lbaas のセキュリティグループを指定し、[ 更新 ] ボタンを押下します。

ロードバランサのポートに Lbaas のセキュリティグループが割り当てられていることを確認します。

インスタンスへセキュリティグループの割り当て

インスタンス のメニューを選択し、ロードバランサ( LB01 )のメンバーとして登録されているインスタンスのリンクをクリックします。ロードバランサには server_1 と server_2 のインスタンスをメンバーに登録したため、それぞれに対してセキュリティグループの割り当てを行います。

インターフェイスの [ セキュリティグループの編集 ] ボタンを押下します。

インスタンスのポートに割り当てるセキュリティグループに、Lbaas のセキュリティグループを指定し、[ 更新 ] ボタンを押下します。

インスタンスのポートに Lbaas のセキュリティグループが割り当てられていることを確認します。

動作確認

ロードバランサに割り当てた Floating IP( 192.168.25.116 )にHTTPアクセスし、Webページが表示されることを確認します。